11/23~26 『Autere 』2024カレンダー販売会

ヘルシンキ出身のデザイナーマイヤさんのブランド「Autere」アウテレ。

フィンランドの自然や言葉の美しさからインスピレーションを得て、日常生活にときめきを加えるデザインをされています。「ときめき」という言葉がぴったりのマイヤさんのイラストは、とってもキュート。それでいて色合わせが美しいので、甘くなりすぎず素敵です。

マイヤさんは旅行をきっかけに日本好きに。その後改めて来日し、現在は大阪を拠点にされています。日本好きが高じて、カレンダーも日本の印刷技術にこだわり制作されてます。

ここで、印刷について、ほんの少し、ざっくりと解説してみます。

一般的な印刷の方法をオフセット印刷と言います。カタログなど、よく目にするほとんどの印刷物はこの印刷方法です。平らな版にインクを乗せ、そのインクをローラーに転写して、さらにそのインクを紙に印刷するという仕組み。牧野さんの朝ドラ「らんまん」を見ていた人は石版印刷についてご存知と思いますが、あれが発展したものです。

オフセット印刷とは異なり、メッシュ状の版を使い、インクが通る部分と通らない部分を作り、1色づつ、色を重ねて印刷していく方法をシルクスクリーン印刷と言います。プリントゴッコをご存知の人は、あれがとても近いです。一枚づつ色を重ねていくので、色のずれ、かすれなどが生じていき、1枚づつ変わっていくので、全く同じものはないということです。

それと同じように色を重ねる方法で、リソグラフ印刷という方法があります。マイヤさんのカレンダーはこの方法で印刷されています。

そんな味わいのあるシルクスクリーン印刷の原点は、もともとは友禅染などの型染(ジャパニーズステンシル)からヒントを得てイギリスで特許申請されたものだとか。何についても、歴史を調べると面白い事実が見つかります。そんな印刷技術が発展して、現在のリソグラフ印刷が誕生します。

マイヤさんのデザインを、この印刷で刷ることで、とても素敵な雰囲気に仕上がっています。糸綴じも良い雰囲気です。

こだわりポイントは、もう一つ。フィンランドの祝日と日本の祝日が日本語で書かれていること。どちらの国の祝日もお祝いできます。

シナモンロールの日も、もちゃんとあります
1/6はフィンランドではクリスマスツリーを片付ける日。

23日はマイヤさんが店頭に立ってくれます。カレンダーについて、フィンランドの祝日について、直接説明が聞けますよ。ご購入の際にはサインもしてくれます。そのほか、トートバックなどのグッズ販売もあります。

気候の良い秋。キルップーで新年の準備を始めませんか?

Autere 2024カレンダー 税込¥3000